世界各国の「クリスマス料理」を紹介

11月 18th, 2017

クリスマス料理のお国事情

皆さんはクリスマス料理と聞いて何を思い浮かべますか?
ケンタッキーフライドチキンセットを思い浮かべた方はテレビの影響ですね。
でも日本でチキンが食べられる要因となった七面鳥をパーティなどで食べる習慣の由来はご存知でしょうか。

かつてアメリカの建国時代にアメリカ大陸に渡った移住民は飢えをしのぐために七面鳥を捕えて食べました。
そのため、七面鳥は当時の移住民の苦労をねぎらい、感謝の念をよびおこす意味で、アメリカにおいていわば縁起物という位置づけとなったのです。

七面鳥が結婚式やクリスマスなどの行事に付きものの食べ物となったのはアメリカ発の習慣なのです。
その後、各種イベントのパーティで客をもてなすごちそうとして七面鳥を食材とすることが、アメリカから欧州に渡り、世界中に広がりました。

七面鳥がアメリカでクリスマスに食べられると同じように世界各国では、その国の歴史や風土により様々な料理が食べられています。
いくつかピックアップしてみましょう。

デンマークのパンケーキ「エイブルスキーバー」

たこ焼きによく似た形のお菓子で、簡単に言えばパンケーキの一種です。
かつてバイキングたちが戦いのとき、デコボコの形をした鎧や盾のくぼみでパンケーキを焼いたことに起源を持つと伝えられています。

デンマークでクリスマスの必需品のこのお菓子の名前は、現地の言葉で「スライスしたリンゴ」ですが、実はリンゴは一切使われていません。
食べるときにジャムを付けるのが主流の食べ方です。

このエイブルスキーバーは家庭で良く作られるので、専用の焼き器もあります。
デンマークのクリスマスはかなり寒いので、ワインと一緒に食べられることもあるそうです。

フィンランドのパイ「ヨウルトルットゥ」

北欧のフィンランドでは、クリスマス料理に小いさめのパイが登場します。
この「ヨウルトルットゥ」と呼ばれる星形のパイの中心にはプルーンジャムが入っています。
パイシートとジャムがあれば、少しのたたみ方のコツさえ覚えれば意外に簡単に作れるそうです。

また、フィンランドでは寒い冬の間「リーシプーロ」というミルクを使ったお粥がよく食べられています。
クリスマスには特別にアーモンドを鍋に1粒だけ入れます。
その1粒は幸福のしるしで、それが当たった人には翌年幸せになれると伝えられています。

イタリアの「パネトーネ」

イタリアやブラジルのクリスマスに人気の食べ物と言えば「パネトーネ」です。
食事というよりは、ドライフルーツがたくさん入ったパンというか菓子パンの様な食べ物で、12月になると、お菓子屋さんの店頭に並びます。

15世紀のミラノのパン屋さんで誕生したと言われています。
トニーというパン屋さんが作ったパン、パンのトニーから「パネトーネ」と名付けられたとの説も。
周囲に反対されていた結婚が成就できるよう願いを込めて作ったという伝説も残り、クリスマスに食べると恋の願いが叶うと伝えられているのです。